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てんかん列伝

内容

「てんかんの有病率は0.5%前後と高率ですし,熱性けいれんも含めると,10人に1人は死ぬまでに何らかの形でてんかん発作を起こすという試算もあります.一方,てんかん発症は知的能力,運動能力にかならずしも影響を及ぼしません。ですから,てんかんに罹患し,かつ,歴史に名を残した人物がいても、なんら不思議はありません.

アンリ・ガストーはてんかんに罹患していた歴史上の人物としてアレキサンダー大王,シーザー,ナポレオンなどの軍人・政治家,仏陀,パウロ,モハメッドなどの宗教家,ソクラテス,パスカルなどの哲学者,そして,バイロン,フローベール,ドストエフスキー,ゴッホなどの芸術家の名を挙げています.仏陀などは,なぜ名前が挙がっているのかもよくわかりませんが、しかし,なかには、まず間違いなくてんかんをもっていたと言い切れる人物もいます.前に申しましたように,きちんとした発作症状の証言や記載がえられれば,てんかん発作の有無やその発作型はかなり正確に推定できます.アレキサンダーのように2000年以上前の人物であっても,信頼のおける発作症状の記録が残っていれば,脳波記録などなくとも,てんかん発作があったか否かの推定がある程度可能なのです.

 ここでは,てんかんがあったとされている3人の歴史上の人物,ドストエフスキー,シーザー,ゴッホについてみてみることにします.

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